どのシニアデザイナーも、かつてはジュニアデザイナーの段階を経験しています。長年の研鑽と成長を経て過去を振り返ると、そうした経験こそが、あなたをシニアデザイナーへと導いた鍵だったことに気づくはずです。今回はいくつかの図を通して、シニアデザイナーとジュニアデザイナーの行動パターンの違いを描いてみたいと思います。
1️⃣ Thinking Process思考プロセス
デザイン上の難題は、通常、複数の因果関係とさまざまな細部の問題が積み重なってできています。シニアデザイナーは、初期の段階で本質的な問題を的確に見抜き、そこから一段一段掘り下げていき、まるでパズルを解くように問題の核心に近づいていくことができます。
一方でジュニアデザイナーは、因果関係を見分けるのが難しく、複数の問題の中で迷いやすくなります。その結果、余計な時間を浪費してしまい、時には最適な解決策にたどり着けないこともあります。
2️⃣ Prioritization Approach優先順位の判断
どのプロジェクトにも対応すべき事項はたくさんありますが、時間には限りがあり、すべてに同時に取り組むことはできません。すべてが緊急に見えるとき、実はそれは何ひとつ優先されていないことの表れなのです。
この道理は誰もが頭では理解していますが、実際に優先順位をつける段階になると、シニアデザイナーはこの点において論理的な判断力を発揮し、物事の軽重を効果的に見分けることができます。参考になるのがインパクト・エフォート・マトリクス(Impact Effort Matrix)で、必要な労力(Effort)を横軸に、生み出される影響(Impact)を縦軸に取り、四つの象限に分けることで、どの物事のコストパフォーマンスが高いかを評価していきます。
さらに、クライアントの実際の状況や目標も総合的に考慮に入れることができます。こうした評価方法は、クライアントとスケジュールについて話し合う際に非常に効果を発揮し、デザイナーの論理的な問題分析能力を示すことにもつながります。


3️⃣ Time Allocation in Different Stages時間配分
ジュニアデザイナーの場合、ツールを使って実際に「デザインする」段階に最も多くの時間を費やしがちですが、経験不足のために問題を明確にする段階でクライアントのニーズをそれ以上深く掘り下げられません。反対にシニアデザイナーは、問題を明確にする段階により多くの時間を投入し、クライアントが提示している問題の核心を正確に理解したうえで、精度の高い形で解決策をデザインしていきます。
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その後に続く文書規定も、同じく重要な一環です。ブランドの運営はあらゆる側面に関わるものであり、SNSコンテンツから実物の制作物、ブランドグッズに至るまで、一貫性を保つ必要があります。規定すべき細部がどれほど多いか、想像していただけると思いますし、その維持は年単位で考えるべきもので、一朝一夕にできる仕事ではありません。


4️⃣ The Completion Levelデザインの完成度
ジュニアデザイナーは、受け取った要件を視覚的なインパクトの強い新しいストーリーやデザイン作品へと落とし込むことができます。一方でシニアデザイナーは、より「削ぎ落とす」ことに重きを置き、要件の中で最も強い輝きを放つポイントを統合し、それを変換・強化することで、見る人が既存のブランドストーリーを引き継ぎながら、記憶に残るポイントを強め、増やしていけるようにします。


ここまでの観察や気づきの共有、皆さんにも思い当たる節があったのではないでしょうか?ぜひコメントで私たちに感想を聞かせてください。機会があれば、また第二弾もお届けできればと思っています!